月見のススキ

 

お月見なのでススキを買って来ました。

1本150円。

初めてススキを花屋さんで見たときの衝撃と言ったら。

だって、

ゆうゆう
ススキってその辺で生えてるやろ!?

 

私にとってススキは雑草の一種。

ネコジャラシやメヒシバと同ランクのものをお金を出して買うなんてー!

私は南大阪のど田舎で育ったため、ススキは空き地や山に生えまくってる草でした。

そのへんにボウボウ。(笑)

穂先を引っこ抜いてほうきにして遊んだり、葉をむすんで紐にしたりして何度も葉っぱで手を切りながらも遊んでいました。

そんなありふれた存在だったのに、ここ最近では実家でもかろうじて山のふもとで見る程度になりました。もちろん私が今住んでいる場所では見かけることはありません。

「ススキは花屋さんで売ってるもの」と知ってから、実家近くに生えているススキを無断で採ることも抵抗を感じるようになりました。

あんなに引っこ抜いて遊んでたのに・・・。

萩もお花屋さんで買って来ますが、私が子供のころは萩だって近所の山に生えているのをとって来ていました。

そんな時代が懐かしい。

ちなみに社会人になり、初めてデパートで栗が売られてるのを見たときは驚愕。栗は山から採って来るものだと思ってたから。(笑)

いまだにイチジクと柿は父の畑がある山の中から採って来ることがあります。

父はね、ぽつんと一軒家みたいな田舎から大阪に出てきているので、ワイルド感がハンパないんです。

今だにイノシシの罠を仕掛けたりしています。(笑)

 

毎年お月見シーズンにはススキを買って来て部屋に飾るようにしていますが、子供たちにとってススキはもやは、バラやスイトピーと同じようなもの。

昔は取り放題だったススキを眺めながら、なんだかちょっと、複雑な気持ちになってしまいます。

月が日に日に満月に近づいているので、ここ数日、毎晩子供たちと夜空を見るようにしていますが、少しずつ丸くなる姿は神秘的でちょっとした天体観測会のようで楽しいです。

お天気がよければ、おすすめですよ!

皆さんも、気が向いたら夜空を見上げてみてくださいね。

 

ゆうゆうでした。

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