七福神の『大阪ツアー』

お笑いや大阪が好きなら思わず笑っちゃう本『七福神の大阪ツアー』。

タイトルどおり、七福神が大阪の街を観光するお話です。

バリバリの関西弁がさく裂しまくっています。

息子は5回くらい爆笑してソファから転がり落ちてました。(笑)

今日は、とっても面白い『七福神の大阪ツアー』をご紹介しますね!

 

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10秒で説明『七福神の大阪ツアー』

日頃、人々のために一生懸命働いている七福神達。年の一度の慰安旅行先に選んだのは大阪。皆が関西弁を喋りながら、楽しく大阪の街にレッツゴー!

 

対象年齢

・低学年から~

【出てくる文字】
全て

【1ページの文字数】
300文字前後

 

漢字がわりと出てきますが、全て振り仮名がふられています。

「楽屋」「改造代金」など、子どもには難しいかな?と思う言葉もありますが、全体的にテンポよく進むので、あまり深く考えなくても楽しめると思います。

 

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『七福神の大阪ツアー』の魅力って?

とっても楽しいお話です。

七福神達の関西弁の会話

文句なしに、これが一番のこの本の魅力!

七福神たちの関西弁が楽しい♪

ちゃんとキャラによって使う関西弁が違っていてそこがまた面白いんです。

  • 毘沙門さんは「遅いっちゅうねん」等の怒りキャラ
  • 大黒さんは「来ましたやんか」とおっとりキャラ
  • 恵比寿さんは「ああ・・・えぇ?」と呑気キャラ
  • 弁天さんは「そうですねん」とはんなりキャラ
  • 布袋さんは「買い食いしましょか」と食いしん坊キャラ
  • 福禄寿さんは「よぉ言うじゃろ」と昔話キャラ
  • 寿老人は「いや、えぇんです」とあきらめキャラ

 

ボケとツッコミのオンパレードの会話はテンポよく、スラスラと読めてしまいます。

小1の娘はまだそこまでスラスラ読めないので代わりに私が読み聞かせるのですが、読む方も思わず熱が入っちゃいますよ。

 

大阪の観光名所が出てくる

USJや道頓堀はもちろん、京セラドーム大阪や造幣局の通り抜けが出て来たりして面白いです。

子ども達も行った事がある場所が本に出て来ると、嬉しそうでした。

 

七福神について知れる

面白いお話の中に、さりげなく七福神についての説明が書かれています。

七福神、全員言えますか?

私は七福神と言えば、大黒さんに、恵比寿さん、弁天さんに、毘沙門天さん、布袋さん・・・と、どう頑張っても5人までしか思い出せず・・・。

後2人のうち、顔は分かってるんだけど名前が出なかったのが福禄寿さん。

残る寿老人(じゅろうじん)さんに至っては「そんな人(神様)おったんや」と言うくらいの存在感だったので、今回しっかりと?覚えました。

しかも、寿老人の遣いは「鹿」。

結構デッカイのに全然知らんかった・・。

 

『七福神の大阪ツアー』の著者について

著者はくまざわあかねさん。イラストはあおきひろえさんです。

 

くまざわあかね氏

1971年大阪生まれ。関西学院大学を卒業後、落語作家として活躍されています。

大阪の空堀で昭和10年の暮らしを1か月間体験、研究した事があるそうで、それを『落語的生活ことはじめ―大阪下町・昭和十年体験記』と言う本にしています。面白そうなので、思わず買ってしまいました。

『七福神の大阪ツアー』はくまざわさんにとって初めての絵本ですが、本書にも神様たちが落語を聞きに行くくだりがありましたよ。

あおきひろえ

1963年愛知県生まれ。京都精華大学卒業後、大阪のイラストレーター集団(株)スプーンに勤務。その後フリーランスとなり、活躍しています。

落語が趣味で、落語家入門講座も受講され、桂文枝さんから高座名をもらっています。

旦那様は絵本作家の長谷川良史さん。

長谷川さんは今でこそ『パンやのろくちゃん』シリーズ等の売れっ子作家さんですが、就職したての頃はあおきさんの方が仕事を沢山もらっていたそう。

あおきさんが長谷川さんの絵にほれ込んだことから交際が始まったそうで「なんかスゴクいいなぁ」と思いました。

 

 

ゆうゆう的まとめ

大阪生まれの大阪育ちとしては、ごくごく自然なボケとツッコミが繰り広げられたお話でとても面白かったです。

関西の人なら絶対に読み聞かせする時に張り切ってセリフを読むこと間違いなし!

関西圏以外の方ならボケとツッコミを読むだけで楽しいと思います。

ストーリーのノリが良いので小さなお子さんでも楽しく読めるハズ。

ぜひとも読んでみてくださいね!

 

ゆうゆうでした。

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