小4の娘が今一番好きな本が『ベストフレンズベーカリー』。
絵も可愛く、好きなお菓子やパン作りの話なのがいいみたい。
でも気に入っている一番の理由は、友だち関係について色いろ書かれていたからのよう。
高学年になり、友だちづきあいが難しくなって悪戦苦闘している娘にとっては思うところが多いようでした。
私も読んだのですが、泣いちゃいました。(涙腺がゆるくって)
それでは今日は、お菓子作りだけでなく、女の子の友情物語でもある『ベストフレンズベーカリー』の紹介、いってみましょう!
Contents
10秒で説明『ベストフレンズベーカリー』シリーズ
対象年齢
対象学年 | 中学年から | ||
---|---|---|---|
出てくる字 | 全て | ||
1ページの文字数 | 450字前後 |
学研から出ている本で「中学年から」となっています。
低学年でならうよう漢字にはフリガナはないですが、だいたい仮名がついているので読みやすいですよ!
『ベストフレンズベーカリー』の魅力って?
全4巻です。
どの巻から読んでも大丈夫ですが、1巻から順番に読んだほうが人間関係がわかって面白いです。
パンやお菓子の話がいっぱいでレシピもある
主人公のハンナはお菓子が作るのが大好きで、お母さんはパン屋さんを街でひらいています。
なので、パンやお菓子を作る様子がいっぱいあります。
娘も私もお菓子作りが好きなので、読んでるだけで思わず作りたくなっちゃいました。
実際にいくつかレシピがのっているんですが、簡単なものばかり。
私たちも親子で作ってみましたが、美味しかったですよ!
友情物語として楽しめる
この話のいいところは友達関係の話がしっかりしていること。
新しい街に引っ越してきたハンナを中心に、
- 引っ込み思案なミア
- 可愛く明るいアリス
- 芸術家タイプのララ
- 楽しいミーシャ
の違うタイプの女の子たちが友情を深めていくお話なんです。
ハンナは同じお菓子作りが好きなミアと仲良くなりますが、ミアは人見知りが激しくて活発なアリス達のグループとはなじめません。
一方ハンナはアリス達とも仲良くなり、ミアとアリス達も仲良くなってくれれば、と思っているのですが・・・。
5人の女の子たちが段々仲が良くなっていく様子は読んでいて楽しく、応援したくなりました。
私の娘も友達関係でいろいろ悩んでいるので、このお話のエピソードを参考にしたいと思っているようです。
イギリスを知ることができる
『ベストフレンズベーカリー』の著者はイギリス人なんですが、イギリスらしいエピソードが出てきます。
たとえばハンナのお母さんはシングルマザーですが、双子の父親のシングルファザーであるマークとつき合っています。
イギリスは離婚率が高いので、子どもがいるシングル同士のカップルが多いです。
ほかにもメールでのやりとりがよく出てくるんですが、「lol」という「爆笑」というネットスラングがでてきたり、キスマークを友達同士で送りあったりするのも日本とは違うところ。
お菓子については、イギリスのケーキのデコレーションは生クリームではなく、アイシングが一般的なのでアイシングのデコレーションがよく出てきました。
ほかにもクッキーではなくビスケットだったり、ファッジと言うイギリスのキャンディが出てきたり。
イギリスが好きな人が読むと萌えます。(笑)
私はイギリスが大好きなので「娘もイギリスが好きになるといいなぁ」とひそかに思いながら読んでいました~。
『ベストフレンズベーカリー』の著者について
著者はリンダ・チャップマンさんです。
動物好きで、レスターシャーというイギリス中東部の街で犬や馬を飼っています。
日本では翻訳されていませんが、ユニコーンやポニーのお話など人気シリーズがたくさんあります。
ゆうゆう的まとめ
お菓子作りはもちろん、女の子グループのつき合い方について知ることができて面白いです。
この本に出てくるのは、みなイイ人ばかりでうらやましい。
4年生になった娘は現在なかなかお友だちのグループに入れず苦労しているようです。
私もハンナのお母さんのように、娘によりそい、優しく包んであげられればなぁ、と思いながら読みました。
『ベストフレンズベーカリー』、おすすめです。
ゆうゆうでした。