廣嶋玲子さんの『10年屋』4冊

『銭天堂』の廣嶋玲子さんが書いた『十年屋』に子ども達がハマっています。

ちょっぴり不思議で心温まるお話は、読書感想文にもピッタリ。

『銭天堂』とはまた違った魅力があふれ、大人が読んでも面白い本ですよ。

それえは今日は、大人気シリーズ『十年屋』をご紹介したいと思います。

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10秒で説明『十年屋』シリーズ

大切なもの、遠ざけたいものを魔法の力で10年間あずかってくれる「十年屋」。お代はお客の1年分の寿命。10年の間に引きとりに行くか、行かないかはお客の自由。

 

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対象年齢

対象学年 高学年から
出てくる字 全て
1ページの文字数 500字前後

 

静山社のHPでは対象学年は5、6年生となっていますが、小4の娘も楽しく読めています。

1冊に6話入っており、1話が30ページほど。

挿絵は少なく1話に1ページしかありませんが、雰囲気があって素敵です。

学習漫画などで絵つきの本が大好きな娘も文句ひとつ言わずに何度も読んでいますよ!

 

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『十年屋』シリーズの魅力って?

本当にあずかって欲しいものがある人に、「10年屋」から届く招待のカード。

『十年屋』の裏表紙はカードと同じ柄

本の裏表紙に描かれた模様は「魔法のカード」と同じです

「銭天堂」と同じく「十年屋」もお店に自分の意志で行くことはできず、魔法の力に呼び寄せられてお店をおとずれます。

 

かわるのは人の心

「十年屋」の魔法は、あくまでも「そのままの状態での保管」だけ。

10年たってもあずけたモノはなにも変わりません。

かわるのは「あずけた人の心」。

10年の間にどんな風にかわっていくのか、かわらないのかが話として面白い。

また、10年以内ならいつでも引きとることもできるのもポイントです。

お話の中では2週間しかあずけないお客もいたり、あずけたことを忘れていたりする人もいました。

 

温かい話が多い

どうしても『銭天堂』にくらべてしまうんですが、『十年屋』のほうが温かい話が多いです。

基本的にあずけに来るお客は「大切なもの」をあずける場合がほとんどなので、事情がある人や心の優しい人が多め。

「銭天堂」の幸運のお客様のように「妬み」や「ひがみ」などの想いを持っている人が少ないので、読み終えて、

あぁ、怖かった

と思うことが少ないです。

とくに娘は怖がりなので、『十年屋』のほうが読みやすいよう。(『銭天堂』もメッチャ読んでるけど)

読み終わって優しい気持ちになる話が多いので、私も読んでいてホッコリできます。

 

魔法の世界

『銭天堂』が純和風だとすれば『十年屋』は超洋風。

『十年屋』の魔法使い「十年屋」さん

お店に行き来できる魔法のカード。

店内にあふれる様々な品物。

フワフワした長い栗毛の髪と琥珀色の瞳、銀縁の細いメガネをかけたスマートな若い魔法使い。

魔法の世界にワクワク、ドキドキしちゃいます。

 

大切なものを10年あずかる魔法の代償は「1年間の命」。

初めて読んだ時に私はビビりました。

「1年と3日くらいしか寿命がなかったらどうするんだろ?」と心配しましたが、ちゃんと「十年屋」さんは相手の寿命が見えているようでした。

魔法使いは「契約」が大切なので、契約をやぶったお客には呪いがかかるのも面白いところ。

魔法の世界は不思議で、ワクワクしちゃう、シビアな世界なのでした。

 

ネコ執事「カラシ」が可愛い

作者の廣嶋さんは無類のネコ好き。

「十年屋」にも「カラシ」という名前のネコ執事がでてきて、このネコちゃんがめちゃ可愛いんです。

『十年屋』のネコ執事のカラシ

人間の言葉を話し、2本足でたち、お菓子作りが上手なネコちゃん。

とにかく出てくるお菓子がどれも美味しそうで、いつも「食べたい~!」と思っちゃいます。

「〇〇なのです」という喋り方も可愛くて、クセになりそう。

あぁ、お友だちになりたい・・・。

 

スピンオフ本も楽しい

『十年屋』には、ほかの魔法使いのスピンオフ本もあります。

 

「十年屋」と付き合いのある「作り直しの魔法」を使うツルさんを主人公にした『作り直し屋』や、

廣嶋玲子さんの『作り直し屋』

 

2巻で登場する「色を作る」魔法使いテンを主人公にした『いろどり屋』など。

魔法街のことが色いろわかって楽しいですよ!

 

ゆうゆう的まとめ

ちょっと不思議で優しい気持ちになれる『十年屋』。

よく「時が解決する」という言葉を聞きますが、物語のお客たちも時をへて、色んなことがわかったり乗り越えたりしていきます。

自分の1年分の命を渡してもあずけていたいモノ。

それは一体どんなものか。

気になった方は、ぜひとも手に取ってみてくださいね~

 

ゆうゆうでした。

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